プリザーブドフラワーとは?特徴やメリット・デメリットを解説

プリザーブドフラワーは、お手入れいらずで長く楽しめることから人気があります。

しかし、水が要らないということは知っていても、取扱いの注意点などは知らないという方もいるのではないでしょうか。

そこで、プリザーブドフラワーの特徴やメリット・デメリット、取扱いの注意点などを向いているシーンと合わせて解説します。

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プリザーブドフラワーの特徴

プリザーブドフラワーとは、生花を特殊な液につけて水分と色を抜き新たに染色し、お手入れなしに枯れずに長期間楽しめるように加工した花です。

「Preserved」とは「保存されている」という意味で、乾燥させただけのドライフラワーとは異なり生花のようなみずみずしい美しさが保たれています。

プリザーブドフラワーは水を使いませんので、花束やフラワーアレンジメントのほか、ボックスやフレーム型、ぬいぐるみとの組み合わせなど幅広いスタイルのアレンジが可能です。

誕生日や記念日など、さまざまなお祝いのシーンに生花同様にお贈りいただけます。

生花にはない、人工的なカラーのフラワーも揃います。

プリザーブドフラワーのメリット・デメリット

プリザーブドフラワーのメリット・デメリット

プリザーブドフラワーにはどのようなメリット・デメリットがあるのでしょうか。

生花と比較しながら見ていきましょう。

メリット

プリザーブドフラワーは生花と違って枯れることはありません。

生花であれば1~2週間すれば枯れてしまいますが、プリザーブドフラワーは比較的湿度の高い日本の環境ではおおよそ1~3年、条件が整えばさらに長い期間美しさを保ちます。

さらに、プリザーブドフラワーは水やりや水換えなどの手間は不要です。

お花の扱いに慣れていない方でもいつもそばに花のある生活を楽しむことができます。

また、加工されているため花粉も飛びません。

アレルギーが心配な方はもちろん、お花を飾っている周囲を花粉で汚す心配がないのもメリットでしょう。

デメリット

メリットの多いプリザーブドフラワーですが、デメリットも存在します。

もっとも大きなデメリットは価格でしょう。

プリザーブドフラワーは1本1本生花を加工して作られるため、生花に比較すると高価になります。

同じ予算で生花とプリザーブドフラワーを手配するとなれば、生花のほうが豪華なフラワーギフトを手配できます。

また、花を染色しますので、濃い花の場合は色移りに注意しなければなりません

フラワー同士が触れていたり、衣類やカーテン、クロスなどに直接触れていたりすると、着色してしまうことがあります。

複数のプリザーブドフラワーをあわせてアレンジする場合や設置場所を決める場合には注意が必要です。

プリザーブドフラワーが向いているシーン

プリザーブドフラワーが向いているシーン

プリザーブドフラワーは、枯れないだけでなく花粉が出ないという特性から、生花よりもギフトに向いているシーンがあります。

記念日の贈り物

プリザーブドフラワーは長期間楽しめますので、記念日のギフトにおすすめです。

もちろん、記念日に生花も素敵ですが、短期間で枯れてしまいます。

プリザーブドフラワーなら年単位で持ちますので記念に残ります。

ボックスやケースに入ったものであれば、記念のコレクションとしても楽しめるという点が魅力です。

お手入れが難しいシーン

生花を長く楽しむには花の状態に応じたお手入れが必要です。

しかし、出産のお祝いの場合は、赤ちゃんのお世話に忙しく、贈られてもお手入れができない可能性が高いため、ギフトには手間のかからないプリザーブドフラワーが向いています。

また、仕事などが忙しく不在がちな方に贈る場合にも、水が不要なプリザーブドフラワーの方が良いでしょう。

お見舞いや花粉アレルギーの方へのギフト

生花は多少なりとも花粉が飛びますが、プリザーブドフラワーは花粉がないため、花粉アレルギーを気にせず贈ることができます。

また、入院中のお見舞いの場合、生花は花粉や水の衛生上の理由から病室への持ち込みができないことがありますが、プリザーブドフラワーであればその心配もありません。

お世話の手間がかからない点でもおすすめです。

開店・開業祝い

開店・開業時は何かと忙しいことも想定されますので、水の要らないプリザーブドフラワーなら贈られた方の負担になりません。

また、生花よりも長くお店に飾っておくことができます

そして、プリザーブドフラワーは特別に加工されているものを除いて香りがありませんので、強い香りがすると困る飲食店やクリニックなどの開店・開業のお祝いにも最適です。

プリザーブドフラワーの飾り方

プリザーブドフラワーはいつも目に入る場所に飾るのがおすすめです。

ただし、生花同様、乾燥や湿気、急激な温度変化には強くありません

エアコンの直接当たる場所に飾るのは避けてください。

また、直射日光が当たると温度変化だけでなく紫外線による色褪せやダメージの原因となりますので注意しましょう。

プリザーブドフラワーの保管に適しているのは、温度18~25℃湿度30~50%の環境です。

高温多湿の環境では、カビが生えたり虫がついたりする可能性があります。

湿度が高くなりやすい日本では、プリザーブドフラワーの近くにシリカゲルなどの除湿剤を置くと湿気の影響からフラワーを守ることができますのでお試しください

プリザーブドフラワーを飾るときに気になるのが、ケースから出すか出さないかがあるでしょう。

これは双方にメリット・デメリットがあるため、どちらでも構いません。

ケースから出せばそれだけ生花に近い風合いや美しさを楽しめますが、一方でホコリがついたり、衝撃で傷んだりするリスクが高くなります。

ケースに入れておけば綺麗に保つことはできますが、どうしてもお花よりもインテリア雑貨の様相が強くなってしまいますので、お花の楽しみ方に応じて選びましょう。

普段はケースに入れて飾り、来客時など特別なシーンの際にはケースから出すという飾り方もひとつの方法です。

ケースに入れずにそのまま飾る場合には、濃い色の周囲への色移りに注意してください。

また、飾っている間にお花についたホコリは、都度先のやわらかい化粧ブラシなどを使用して、お花にダメージを与えないよう、やさしくはらって落としておきましょう。

プリザーブドフラワーを湿度の高い場所に置くと花弁に斑点があらわれたり、透明になったりしてしまったりすることがあります。

そのままにしておくとカビが発生する可能性があるため、すぐに風通しの良い場所に移動させてください。

早期に対応すれば、元の状態に戻ります。

プリザーブドフラワーはどのくらいの期間楽しめる?

プリザーブドフラワーはどのくらいの期間楽しめる?

プリザーブドフラワーは平均して1~3年程度美しさを楽しめます

もともとの花の色あいや環境によってはさらに長持ちさせることも可能で、10年程度楽しめるケースもあります。

プリザーブドフラワーは枯れることはありませんが、時間が経過し色が薄くなってきたり、花がひび割れてきたりしたりして見た目の美しさが損なわれたときが寿命です

まとめ

プリザーブドフラワーは長持ちする、お手入れが要らない、花粉が飛ばないという生花にはないメリットがあります。

一方で、生花には豪華でさまざまな花材を選べる、香りを楽しめるなどのメリットがありますので、贈る相手やシーンによって選択すると良いでしょう。

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